10月18日(金) 令和6年度北宇和郡道徳科授業研究会
2024年10月27日 15時19分今年度、本校では道徳科の授業実践の研究を推進しており、愛媛県総合教育センターから講師の先生をお招きして研修会を開催したり、校内で授業研究を進めたりしてきました。今日は、これまで準備を進めてきた研究会本番の日です。北宇和郡内の小中学校からも道徳科担当の先生方が来られ、約20名の参加者となりました。
今回の授業では、本校6年生と泉小学校6年生にオンラインで参加協力をしていただき、公開授業を行いました。これは、子どもたちの多様な考えを引き出し、自己の考えを引き出すための取組です。
題材は「ばかじゃん!」という資料を使用しました。主人公が、転校先の学校で仲良くなった友達から「ばかじゃん!」と言われることで、悩むようになり、その解決に向けて本人に「ばかじゃん!」と言う理由を確かめることにより、お互いのすれ違いが解消されるという内容の資料です。友達同士のすれ違いや誤解から生じる悩みやトラブルを扱った資料であり、よりよい友達関係を築くためにはどうすればよいかを考えさせていく道徳の内容となっています。
授業では、好藤小学校、泉小学校からも活発な意見や考えが出されていました。また、他校の友達の意見に影響を受けて、授業の終わりには自分の考えが変わった児童もいました。どの児童も、友達関係ですれ違いが生じたときは、相手を理解しようとする気持ちを持って、思いを伝えることが大切であることを感じ取っていました。
研究協議では、「リモート交流授業の新しい形を提案した授業であった」「リモートを使用して、普段より多くの人数で授業を行ったことにより、多様な考えに触れ、一人一人の考えがより深まった。」などの意見が多く出されて、有意義な研究会となりました。
道徳の授業研究を通して、5・6年生は、泉小学校の児童と複数回交流授業を進めてきました。この交流で育まれた仲間意識は、次年度の中学校生活や修学旅行等の行事で活きてくると思います。また、泉小学校だけではなく、他の学校ともこのような連携を深めていければと考えております。
今回の本校の道徳科授業研究科の実践に際しまして、泉小学校の校長先生をはじめ、両校で授業を行っていただいた担任の先生方、児童のみなさん、ご支援・ご協力をいただき、本当にありがとうございました。また、指導助言をいただきました校長先生をはじめ、北宇和郡道徳科主任の皆様、本校の研究に対しまして、たくさんのご助言・ご意見をいただきましたこと、厚くお礼申し上げます。