鬼北町立好藤小学校

 

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7月11日(木) 3・4年生総合的な学習の時間「紙の実験」

2024年7月13日 13時42分

3・4年生は、前回の総合的な学習の時間「紙すき体験」に引き続き、今日は「紙の実験」を行いました。地域の泉貨紙保存会より講師の先生にお越しいただき、身近に使っているコピー用紙などの紙から和紙や障子紙まで、11種類の紙を用意していただき、いろいろな実験に取り組みました。

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初めに、前回の「コウゾ」を原料に紙すきを行って作った紙が完成していたので、ネットを外しました。どの子どもたちの紙もよく乾燥していて、立派な和紙ができていました。

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   次に、世界最大の紙工場が紙を生産する様子を映像で見ました。人が紙に触ることなくすべて機械で生産していることや1日に1800tの紙を生産していることを知り、どの子どもたちも驚いていました。

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いよいよ紙の実験が始まりました。折り曲げたり、破いたり、鉛筆で字を書いたりして、紙の性質を調べていきました。

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紙によって、折り曲げたり破いたりするのが簡単な紙や難しい紙があったり、鉛筆で文字を書きにくい紙があったりしました。水をつけると途端に破りやすくなる紙もありました。ガムテープが剥がしやすい紙とそうでない紙があることが実験で分かりました。クラフト紙などは、封筒に使われるため、糊で接着しても剥がしやすいように作られているそうです。

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最後にそれぞれの紙を燃焼させる実験を行いました。紙によって長く燃えるもの、すぐに燃え尽きるものがあったり、灰が黒いものや白いものがあったりすることが分かりました。カレンダーなどに使われている紙は、プラスチックのコーティングをしているため、燃えたあとコーティングの薬品が残り白くなるそうです。また、泉貨紙などの和紙は、燃えるのが速く灰も少量になるそうです。キッチンペーパーは、台所に置く用品であるため、燃えにくく作られているということが分かりました。

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 泉貨紙保存会の講師の先生におかれましては、たくさんの紙を用意していただき、楽しく実験を進めていただきました。実験を通して、紙は用途に合った性質を持つように作られていることがよく分かりました。子どもたちにとても良い学びになりました。本当にありがとうございました。今後の学習でしっかりとまとめていきます。